2020年度、東京都内の家賃相場を解説！

都内の家賃相場は？

東京都内の賃貸相場は、住むエリアによって大きく異なります。毎年経済の景気指標としても、テレビでも日本一坪単価が高いエリアとしてテレビでも紹介されています。山手線内のエリアを中心に表参道や六本木など港区のエリアや、渋谷区の代官山、渋谷とお洒落な街として聞いたことのある地名の家賃相場はやはり高い傾向にあります。
家賃相場をエリアごとに算出したところで、当然、築年数、マンションの設備、広さによっても異なるため、数値を出してもあまり意味を成しません。このサイトでは、高級賃貸マンションの家賃を価格帯に分け、東京都内の人気の区別に検索できるサイトです。

家賃相場はどう変動するか？

2020年アベノミクスで都内の不動産価格はプチバブルのように上がりました。2019年年末ごろから上がり続けていたマンション価格も落ち着き、少し下がる傾向にあります。物件価格が上がっている要因はいろいろありますが、一番大きな理由は日銀のマイナス金利があげられます。マイナス金利はリーマンショックによる経済を立て直すために日銀が踏み切った政策です。日銀はこの施策によって、メガバンク、地方銀行は融資をしないと逆に利子を支払わなければいけないため、前向きに投資先を探しことになり、融資の審査基準が下がりました。低い利率で融資を受けることができるため、借入する会社がたくさん表れて、お金が回り景気が良くなることを目指しました。しかし、結果的にまともな企業は返済のめどがたたない低金利でもあっても融資は受けず、お金が流れた先は不動産投資をするために融資に使われました。スルガ銀行や西武信用金庫が不正融資をしていたことが発覚し、社会問題になりました。このような経緯があり、今現在銀行の不動産に対しての融資はかなり厳しくなりました。
話を戻しますと、マイナス金利で低金利でローンを組めるため、マンションを購入する需要が高まり、物件の価格が高騰しました。そして、物件の価格が上がることで比例して家賃相場も上がります。
分譲マンションを購入する時に、オーナーチェンジという表記があります。オーナーチェンジとは賃貸に貸しているマンションを売却の募集することです。また、オーナーチャンジの際は同じように表面利回りが記載されています。表面利回りとは、今現在賃貸で貸している賃料と購入価格から期待できる数値を計算したものです。物件価格が上がることで、オーナーの希望する利回りから計算するため、賃料が上がるのは当然です。同じように、リーマンショックが起こった時期は物件価格が下がり、同様に家賃相場も下がりました。経済と家賃相場は大きな繋がりがあります。

東京都内の家賃相場が高い区はどこ？

東京都内の人気の区の家賃相場はどこが高いのかは、駅にもよりますが平均の値であれば、
1位：港区、2位：渋谷区、3位：千代田区、4位：中央区、5位：目黒区
になります。※新宿区は新宿駅近隣のタワーマンションをイメージが強いですが、新宿区が広く安いエリアも含まれるため平均の家賃相場が低くなります。区を跨ぐこともありますが、人気のエリアの家賃相場の方がリアルに近い傾向があります。例えば、中央区は、①銀座・築地・八丁堀②日本橋・人形町・水天宮③勝どき・月島、港区は、①青山・表参道・原宿、②六本木・赤坂・溜池③麻布・広尾④白金・白金台・高輪⑤新橋・虎ノ門・浜松町⑥芝・田町・芝公園⑦芝浦・港南・お台場の7つのエリアに分けられます。区だけでなく、エリア別の家賃相場を調べるとより正確に把握できるかもしれません。